経営改善計画書の作成にあたり、どういった書類が必要になりますか?
必要か否かは提出先によりますが、以下のような資料・情報があると、スムーズに作成できることでしょう。
基本資料
- 決算書一式(別表、決算書、勘定科目内訳明細)※3期分
- 試算表(仕訳帳データあれば無くてもOK)
- 履歴事項全部証明書
- 企業概要(会社案内、webサイト、組織図等)
- 業界概要(業種別経営指標、その他業界情報)
財務DD
資産
- 預金残高証明書
- 棚卸資産一覧
- 回収不能債権一覧
- 不動産登記事項証明書
- 固定資産税通知書
- 減価償却予定表
不動産登記事項証明書では、名義や担保の設定内容、共担目録を確認します。
固定資産税通知書では、評価額と簿価の差(含み損・含み益)を確認します。
棚卸資産一覧、回収不能債権一覧では、不良在庫や焦げ付きの状況を確認します。
負債
- 借入残高証明書
- 納税証明書
- 返済予定表
- 借入契約書
- リース支払予定表
事業面の把握(事業DD)
これについては、確認するというより作成する書類です。
事業構造
- ビジネスモデル(商流、バリューチェーン)
- 外部環境(社会・経済情勢、商圏、競合等)
- 業務フロー(社内工程)
- 組織体制(各人の役割、能力)
- SWOT分析
- 行動計画(窮境原因と対策、具体的な行動と期待する効果)
利益構造
- 業績推移(BS,PL,CF)
- 売上構成(顧客別・製品別等)
- コスト構成(固変分解等)
- 利益構成(部門別・工程別等の採算)
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